小島正憲の凝視中国

読後雑感 : 2011年 第16回 & (附)中国関連本2011年前半


読後雑感 : 2011年 第16回
02.AUG.11
1.「日中国交正常化」
2.「日中をダメにした9人の政治家」
3.「世界の変化を知らない日本人」
4.「東日本大震災 大局を読む!」
5.「震災大不況で日本に何がおこるのか」

1.「日中国交正常化」  服部龍二著  中央公論社  5月25日
  副題 : 「田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦」
  帯の言葉 : 「本当の政治主導とは。アメリカを裏切らず、台湾を切り捨てず、どのように中国と接近するか―外交記録、インタビュー、日記などから埋もれていた現代史をひもとく」

 服部龍二氏はこの本で、日中国交正常化の歴史的実態を詳細に描く中で、これを成功に導いたのは田中・大平の名コンビによる政治的リーダーシップであり、同時に外務官僚のなみなみならぬ補佐の力であったと主張している。服部氏の脳裏には、現代の政治のリーダーシップの欠如や、官僚たちの無責任な仕事ぶりへの批判が含まれていたのであろう。私はこの本を読んでいて、私自身の大卒後の40年間の歴史と重ね合わせ、「善くも悪くも、結局、自分の人生は社会に振り回されてきていたのだ」ということを、痛感させられた。また若い時代に、青雲の志を持っていたにもかかわらず、なにもできないまま、死を間近に意識するこの歳になってしまったことに慄然とせざるを得なかった。そして、せめて死に至るまでの間、わずかでも日本の国家や政府、社会に恩返しをしなければと、決意を固め直した。

 服部氏は日中国交正常化交渉の具体的事実を記述する前に、田中角栄元首相の力量を紹介するために、通産大臣時代の日米繊維交渉における蛮勇ぶりを持ち出し、次のように書いている。

 「(日米繊維交渉が暗礁に乗り上げてしまったため)そこで浮上したのが、対米輸出を自主規制しつつ、国内に救済措置を講じる案だった。その予算は2000億円にも膨れ上がる。…(中略)。田中が“これの問題点は何だ”と身を乗り出した。通産省幹部は“それはもう予算が取れるかどうかです。5000億円が通産省全体の予算で、2000億円も繊維産業だけに付けるというのは、とても駄目です”と悲観的である。田中が“問題はそれだけか”と畳みかけ、“もうその1点に尽きます”と聞かされると、“じゃあ、それは俺にまかせろ”と即答した」。

 この田中元首相の胆力により、日米繊維交渉は見事に決着した。このとき私はまだ20代後半であり、小島衣料で現場作業を習得しながら営業や総務的な仕事も行っていた。ちょうど米国向け輸出の衣料の縫製を行っていたので、繊維交渉が決着したニュースを見て、心配になって、ただちに取引先のミニ商社に「今後の対米輸出はどうなるのでしょうか」と電話をした。すると「なんの問題もありません。引き続き大量の仕事を発注しますからよろしく」という答えが返ってきたので、安心していた。結局、その取引先のミニ商社は半年後、見事に倒産し、繊維業界からもわが社からも対米向け輸出はほぼ姿を消した。しかし多くの縫製工場は倒産しなかった。なぜならそれは下記の理由による。

 田中元首相が蛮勇をふるった2000億円のカネが、「繊維構造改善事業」として縫製業界の隅々にまで行き渡り、縫製設備の廃棄のために支出されたからである。わが社もこの資金(当時のお金で100万円)をもらって、それまで使っていた古いミシンを廃棄し、最新式のミシンを買い直し、内需向け縫製工場に転換した。当時、東海地方で最大の規模を誇っていた愛知県の縫製工場は1億円(もちろん当時の金額)をもらった。この間の事情について、私は総務として全てを自分で担当し、各種の会合にも出席してきたので、裏話にいたるまで熟知している。いずれにせよ田中元首相のこのような政治的決断によって、対米向け輸出縫製工場は、ほとんどが内需向けに転換することができた。また日米繊維交渉がまとまり、次の日本経済のステージが準備された。

 現在、中国政府は産業構造の転換を声高に叫んでいる。つまり縫製工場を含む労働集約型産業を中国から追い出し、知識集約型・ハイテク型の産業を誘致しようと躍起になっているのである。残念ながら、私の中国の現地縫製工場では、かつての田中元首相の行った「構造改善事業」のような政策の恩恵にはまったく浴していない。ただ切り捨てられ、座して倒産を待つか、海外に転出するかの選択を迫られているのである。これは外資のみならず、国内企業も同様である。このような現実を前にして、私はここにも中国の産業構造の転換の失敗の要因があると考える。

 服部氏は続いて、田中と大平両元首相の名コンビによる政治のリーダーシップと外務官僚の名補佐が、日中国交正常化交渉を成功させたと、多くの資料や証言をもとにして記述している。これらの点については、他書でも同様のことが言及されており、ほぼ正確であろうと思われる。服部氏のこの記述の中で私がもっとも勉強になった点は、やはり田中元首相の胆力である。交渉が暗礁に乗り上げ、さすがの大平元首相も英邁な外務官僚も匙を投げ、田中元首相にやるせない気持ちをぶつけたとき、田中元首相は「明日からどうやって中国側に対案を作るかなんて、そんなことを俺に聞くなよ。君らは、ちゃんと大学を出たのだろ。大学を出たやつが考えろ」と言い、破顔一笑したという。その結果、部屋中が笑い声に包まれ、再び全員が眼前の事態に挑戦する気概に包まれたという。本文中で服部氏は、「田中にさしたる見通しはなかったが、首相まで落ち込んでいたら、どん底の雰囲気になっていただろう。腹の据わった宰相の度量が、大平らの心を一気に明るくした」と書いている。私はこのくだりを読んでいて、日露戦争のときの大山巌元帥の逸話を思い起こし、組織のトップにはこのような胆力が必要不可欠であると思った。

 私が現在、中国で事業が展開できているのも、田中・大平両元首相の努力と決断のおかげである。また両元首相、ことに田中元首相には多くの欠陥もあったが、リーダーシップという点では学ぶべきものが多い。その点からも、この書は多くの人に読んでもらいたい本である。

2.「日中をダメにした9人の政治家」  石平著  KKベストセラーズ  4月5日
  副題 : 「私と天安門事件20年」
  帯の言葉 : 「弱腰外交の元凶は、田中角栄、中曽根康広、宮沢喜一元首相である。中国は第2の中東になる!」

 にわか日本人の石平氏は、戦後日本のトップリーダーの一人である田中角栄元首相を、「利権と神話の“日中友好”を作り出した元凶」とこき下ろしている。石平氏は、「私は、日中国交回復自体は格別間違いではないと思っている。しかし一番の問題は、国交回復に伴って“日中友好”という言葉が日本人の思考回路を支配してしまったということにあるのだ」と書き、「一方、“日中友好”なる言葉は中国共産党にとっては、日本を取り込むためのただの“方便”でしかない。当時、周恩来にとってもケ小平にとっても、日本の技術を経済力は喉から手が出るほど欲しいものだった。だからこそ日本を籠絡して日本の投資と技術を盗み取りたい。そういうよこしまな考えが先に立っており、本心では誰も日中友好を真剣に考えていなかったのだ」と記述している。この分析は明らかに間違っている。日中国交回復交渉が成功したのは、当時、毛沢東と周恩来がソ連の脅威に対して、日米と手を結んで対抗するという戦略に転換したことが最大の背景であり、中国の指導部にとって、日本からの投資や技術の導入は二の次であったのである。このことは日本において保革を問わず、多くの識者が認めているところである。石平氏はもう少し勉強をしてから、文章を書くべきだ。

 この本には、「日中をダメにした9人の政治家」についての記述は、わずか1/3しかない。あとは中国経済の分析まがいと、石平氏の「私と天安門事件20年」という愚痴が書いてあるだけである。したがってタイトルだけを見て、この本を買った人は詐欺にあったような気がするに違いない。石平氏は保守論壇で生きていると自負しているのだから、その保守陣営の読者をも裏切るような、つまり読者を愚弄するような題名をつけるべきではない。石平氏自身も、文中で殊勝にも、「天安門事件後まもなくして、さっさとニヒリズムの世界に逃げ隠れて運動から遠ざかった自分自身は、やはり恥ずかしかった」と書いているではないか。初心に返り、もっと真面目に読者に向き合うべきだ。

3.「世界の変化を知らない日本人」  日高義樹著  徳間書店  5月31日
  副題 : 「アメリカは日本をどう見ているのか」
  帯の言葉 : 「震災日本に米軍が出動した本当の理由とは何か? 日本の周辺が大きく変わった!」

 「この震災を契機に中国が日本を侵攻する。日本人は信じないかもしれないが、アメリカ軍幹部は本気で警戒している」 上記は、八重洲ブックセンターのビジネスコーナーの看板に踊っていた上掲著の宣伝文句である。この文句は、書名よりもはるかに大きく、しかも赤字で書いてあり、人目を引くものであった。その広告につられて、その書物を手に取ってみたところ、正式な題名は「世界の変化を知らない日本人」(日高義樹著 徳間書店刊)というものであった。東日本大震災や原発問題に関して、書店には多くの書物が並んでいるが、今回の大震災と中国を結び付け、このように宣伝し、本の売り上げを増やそうという手法はいかがなものかと思う。ちなみに、下記4.と5.で取り上げてみるが、反中派に属する長谷川慶太郎氏も宮崎正弘氏も、これほどまでにひどい宣伝はしていない。

 日高義樹氏は、「今度の災害を利用して中国が攻め込んでくるという考え方は、日本の人々には現実味が薄いものに違いないが、少なくともアメリカ軍やアメリカの軍事関係者、軍事専門のマスコミを見ている限り、中国が災害を利用して軍事的あるいは政治的、経済的に攻め込んでくることを強く警戒している」と書き、「中国が驚くべき経済発展をとげ、膨大な額のアメリカ国債を買うようになるに従い、アメリカは中国を発展途上国の一つとして軽くあしらうことができなくなってしまった」、「中国は経済力を使って軍事力を強化しようとしており」、「中国では軍部が暴走を始めたしか言いようのない状況がつづいている」と記している。

 続けて日高氏は、「“ロナルド・レーガン”を中心とする機動艦隊は、時速30ノットの戦闘速度で北上し、地震と大津波が起きてから数十時間後には、仙台沖に到着して救援活動を開始した」、「日本を襲った未曾有の大災害の後、アメリカ海軍の二つの機動艦隊が北は仙台沖、西は長崎沖つまり尖閣列島に近い場所に展開し、一つは救援活動、もう一つが大がかりな軍事演習を行ったことは注目すべきである。太平洋のアメリカ軍がこのように全面的に行動に入り、戦争に近い組織的な行動をとったのは、中国が大震災の混乱を利用して、尖閣列島を占領したりするのではないかと懸念されたからだ」と主張している。さらに日高氏は、「日本が今度の大災害で経済的に大きな打撃を受け、アメリカもまた膨大な財政赤字を抱えてアメリカ軍を本土へ引き上げざるをえなくなってくれば、中国が戦わずしてアジア極東の覇権を手にすることも不可能ではなくなる」と、アメリカの戦略家たちが危惧しているという。

反面、文中で日高氏は、中国が行き詰まり状態にあるとして、エネルギーや資源の枯渇、労働者不足の出現、バブル経済、日欧米など先進各国の不景気による外需不足、などの諸点をあげている。

 私は、中国が日米にとって軍事的脅威になるかどうかは、第1に中国経済が今後も順調に伸び続け、膨大な軍事予算を確保できるか、第2に現実的に軍部が中国共産党の指導に従わず暴走する可能性があるのか、この2点を正確に分析しなければ結論が出せないと思っている。まず第1の点については、中国経済はバブル状態であり、数年内に破綻する可能性が強く、軍備の拡張は頓挫するし、場合によっては軍備を維持することができず、縮軍の必要性に迫られる可能性が大きいと考えている。第2の点については、私は今、その可能性を否定する材料を持っていない。早急にしかるべき専門家を招き、勉強会を行いたいと思っている。

4.「東日本大震災 大局を読む!」  長谷川慶太郎・日下公人共著  李白社  5月22日

 長谷川慶太郎氏は今回の東日本大震災に際しても、相変わらず強気の分析姿勢を崩さず、「今回の震災によって日本経済が潰れるというような議論には一切耳を貸す必要はない。東北地方の製造業は回復力も大きい。そんなに時間がかからず、ほとんどの工場は操業を正常化させるだろう」と言い切っている。また「日本の技術力の高さはどこかの研究所による研究開発で得られたのではない。町工場などの生産現場で小さな工夫を積み上げて少しずつ技術水準を上げてきた成果だ。つまり実際の生産現場と結びついているので、机上の空論ではなく実際の製品での機能向上によって実現されている。しかもそれを担っているのは、人握りの技術者や研究者ではなく、多くの工場で働いている人たちなのだ。だから強いし、海外の企業もなかなか追いつけない」、「今回、そうした人材のうち震災でなくなった人はそれほど多くなかった」と、東北の工場と日本の技術力の維持・発展について、自信のほどを見せている。この点については、私も同感である。

 なお長谷川氏は中国と東日本大震災との関わりについては、胡錦濤主席がゲーツ米国防長官との会談で、ステルス戦闘機の試験飛行に話題が及んだとき、「そんなことは、私は知らない」と言ったという話を取り上げて、「中国空軍は共産党の指導と統制を受けないで勝手にこのプロジェクトを進めていたということになる」と書き、「中国共産党が意図的に行うのではなく、中国軍が偶発的に熱い戦争を起こす可能性があるということだ」、「米国が第7艦隊を増強するのもそうしたことに備えるためであり、米国は今後、アジアの軍事力を着々と強化していくはずである」と主張し、今回の大震災に際して、米原子力空母「ロナルド・レーガン」が震災直後の3月13日に早くも宮城県沖に到着していたのは、「第7艦隊の戦力倍増のため、3月9日にサンディエゴを出航していたからである」と説明し、地震が起きてから出航したのではないとしている。

5.「震災大不況で日本に何がおこるのか」  宮崎正弘著  徳間書店  4月30日
  帯の言葉 : 「日本を襲う投機マネー、激変する米・中の対日戦略 日本人の知らない“フクシマ”後の世界」

 宮崎正弘氏はこの本の「はじめに」で、「中国の経済専門誌は“日本の大震災と不況入りは中国にとって千載一遇の機会であり、これを契機に中国企業が基幹部品や素材の供給先として日本の地位を一気に奪える”とすさまじくも野心まるだしの思惑を報じた」、あるいは「“この隙に尖閣諸島を軍事占領せよ”と香港誌も主張した」が、「顧みる中国人読者は少なかった」と書いている。

 また「中国人の日本不動産ブームも一挙に急冷凍」、「ともかく大震災のあと、とくに福島原発の放射能漏洩事故に恐怖心を抱いた中国人が一斉に日本から逃げ出した」と記し、文中では、「大震災を転換点に日中関係もこれから地殻変動的に変わる可能性が出てきた」、「膨張し続けた在日中国人の勢いが急に萎えたのだ。このまま中国人の数が減り、留学生が来ないという事態になれば各地のチャイナタウン化もスピードが弱まるだろう」と書いている。

 ところが宮崎氏はこの本で、このように記述したことを悔いるかのように、同じ徳間書店から7/31に、「中国が日本人の財産を奪いつくす! 震災後の混乱に乗じて中国の“日本侵略”が進んでいる」という本を発行し、前掲自著を真っ向から否定する論を記している。この本の詳細な検討は次回に譲るが、宮崎氏はこの本で前著での発言が早計であったことを読者に一言も詫びてはいない。



(附)中国関連本リスト 2011年前半
《2011年発行分年初から8月上旬までの発行分》
《2010年発行分》補足 *中国関連本 2010年第4報以降

206.「中国近現代史B 革命とナショナリズム」  石川禎浩著  岩波新書  10月20日

207.「中国《タオバオ》ネット輸入・販売」  鈴木正行著  パル出版  11月8日

208..「中国とインドの情報産業」  ネイル・グレゴリー他著  村上美智子訳  一灯社  12月12日

209.「中国名詩集」  井波律子著  岩波書店  12月15日

210.「中国の森林・林業・木材産業」  森林総合研究所編  日本林業調査会  12月15日

211.「造転換期の中国経済」  佐々木信彰編  世界思想社  12月20日

212.「図解でわかる中国の有力企業・主要業界」  金堅敏著  日本実業出版社  12月20日

213.「「新史料からみる中国現代史」  高田幸男・大澤肇著  東方書店  12月20日

214.「中国・インドの戦略的意味」  若山俊弘監訳  同文舘出版  12月25日

215.「毛沢東 最後の革命(下)」  朝倉和子訳  青灯社  12月25日

216.「中国の恫喝に屈しない国」  西村眞悟著  ワック  12月30日

217.「中国がなくても日本経済はまったく心配ない!」  三橋貴明著  ワック  12月30日

218.「超大国 中国の本質」  中嶋嶺雄編著  KKベストセラーズ  12月30日

219.「中国における社会主義的近代化」  小長谷有紀・川口幸大・長沼さやか著  勉誠出版

220.「中国人のリアル」   安田峰俊著  TOブックス  12月31日

221.「中国人観光客が飛んでくる!」  上田真弓+池田浩一郎著  毎日コミュニケーションズ  12月31日

《2011年発行分》

1.「もっと中国の研究を」  邱永漢著  グラフ社  1月5日
2.「中国が世界に知られたくない不都合な真実」  板東忠信著  青春出版社  1月5日
3.「これから、中国とどう付き合うか」  宮本雄二著  日本経済新聞出版社  1月5日
4.「アジアの潮流と中国」  田所竹彦著  里文出版  1月5日
5.「中国バブル経済はアメリカに勝つ」  副島隆彦著  ビジネス社  1月9日
6.「中国を拒否できない日本」  関岡英之著  筑摩書房  1月10日
7.「オレ様国家・中国の常識」  宮崎正弘著  新潮社  1月15日
8.「日本人と中国人はなぜ水と油なのか」  太田尚樹著  KKベストセラーズ  1月20日
9.「中国近現代史C 社会主義への挑戦」  久保亨著  岩波新書  1月20日
10.「中国エネルギー事情」  郭四志著  岩波新書  1月20日
11.「世界史のなかの中国」  汪暉著  青土社著  1月21日
12.「中国最大の弱点、それは水だ!」  浜田和幸著  角川マーケティング  1月23日
13.「私の西域、君の東トルキスタン」  王力雄著  馬場裕之訳  劉燕子監修  集広舎  1月24日
14.「中国を知る 第2版」  遊川和郎著  日本経済新聞社  1月25日
15.「それでも、中国は日本を越えることができない!」  黄文雄著  WAC  1月27日
16.「北東アジアに激変の兆し」  大森經徳・川西重忠・木村汎編著  桜美林大学北東アジア総合研究所 1月30日
17.「中国の言い分」  鈴木秀明著  廣済堂新書  1月31日
18.「中国WTO加盟の政治経済学」  中逵啓示著  早稲田大学出版部  1月31日
19.「中国人とはいかに思考し、どう動く人たちか。」  中島一著  夢の設計社  2月5日
20.「中国の核戦略に日本は屈服する」  伊藤貫著  小学館  2月6日
21.「上海今昔ものがたり」  萩原猛著  論創社  2月10日
22.「中国進出 最強のプロフェッショナル50人」  週刊SPA!中国取材班監修  扶桑社  2月10日
23.「上海万博と中国のゆくえ」  関西日中関係学会  桜美林大学北東アジア総合研究所  1月22日
24.「明日への扉 日中新時代へ」  青木麗子著  海鳥社  1月24日
25.「唐家?外交回顧録 勁雨煦風」  加藤千洋監訳  岩波書店  1月28日
26.「知りたくなくても知っておかなきゃならない 中国人のルール」  水野真澄著  明日香出版社  2月13日
27.「もしも日本が戦争に巻き込まれたら!」  小川和久著  アスコム  2月15日
28.「モノ言う中国人」  西本紫乃著  集英社新書  2月22日
29.「世界で稼ぐ人 中国に使われる人 日本でくすぶる人」  キャメル・ヤマモト著  幻冬舎  2月25日
30.「朝日新聞の中国侵略」  山本武利著  文藝春秋  2月25日
31.「潜入ルポ 中国の女」  福島香織著  文藝春秋  2月25日
32.「岐路に立つ中国」  津上俊哉著  日本経済新聞社  2月25日
33.「最後の審判を行き延びて」  廖天h・劉霞著  丸川哲史・鈴木将久・及川淳子訳  岩波書店  2月25日
34.「パンダ外交」  家永真幸著  メディアファクトリー新書  2月28日
35.「中国ビジネスは俺にまかせろ」  山田清機著  朝日新聞出版  2月28日
36.「現代中国の移住家事労働者」  大橋史恵著  お茶の水書房  2月28日
37.「中国のマスゴミ」  福島香織著  扶桑社  3月1日
38.「中国“日本侵略”の野望をこう打ち砕け!」  平松茂雄・田母神俊雄著  WAC  3月3日
39.「“日中戦争”は侵略ではなかった」  黄文雄著  WAC  3月3日
40.「増補版 街場の中国論」  内田樹著  ミシマ社  3月3日
41.「中国にこれだけのカントリー・リスク」  邱永漢著  グラフ社  3月5日
42.「中国 この腹立たしい隣人」  辛坊治郎・孔健著  実業之日本社  3月8日
43.「転換期日中関係論の最前線」  王敏著  三和書籍  3月10日
44.「疾走中国」  ピーター・へスラー著  栗原泉訳  白水社  3月10日
45.「グワンシ」  デイヴィッド・ツェ、古田茂美著  鈴木あかね訳  ムーブ  3月15日
46.「図説 中国の証券市場 2011年版」  日本証券経済研究所編集兼発行  3月15日
47.「中国の新しい対外政策」 リンダ・ヤーコブソン、ディーン・ノックス著  岡部達味監修 辻康吾訳 岩波書店 3月16日
48.「中国は、いま」  国分良成編著  岩波新書  3月18日
49.「中国人は本当にそんなに日本人が嫌いなのか」  加藤嘉一著  ディスカヴァー・トゥエンティワン  3月20日
50.「“日中韓”産業競争力構造の実証分析」  上山邦雄・カク燕書・呉在ケン編著  創成社  3月25日
51.「中国人の8割は愚か!」  黄文雄著  李白社  3月29日
52.「中国経済・企業の多元的展開と交流」  水野一郎・永井良和編著  関西大学経済・政治研究所  3月31日
53.「中国の“日本買収”計画」  有本香著  ワック  4月1日
54.「日中をダメにした9人の政治家」  石平著  KKベストセラーズ  4月5日
55.「中国、インドなしでもびくともしない日本経済」  増田悦佐著  PHP研究所  4月5日
56.「中国 次のテーマは食糧不足」  邱永漢著  グラフ社  4月5日
57.「中国ネット最前線」  北海道大学東アジアメディア研究センター・渡辺浩平編著  蒼蒼社  1月5日
58.「大恐慌下の中国」  城山智子著  名古屋大学出版会  2月28日
59.「いまこそ知っておきたい! 本当の中国経済とビジネス」  秋山謙一郎著  秀和システム  3月2日
60.「ロラン・バルト 中国旅行ノート」  ロラン・バルト著  桑田光平訳  ちくま学芸文庫  3月10日
61.「魯迅」  藤井省三著  岩波新書  3月18日
62.「中国“反日”活動家の証言」  王錦思著  孫秀萍訳  河出書房新社  3月20日
63.「中国外交の世界戦略」  趙宏偉・青山瑠妙・益尾知佐子・三船恵美著  3月25日
64.「現代中国とモダニティ」  代田智明著  三重大学出版会  3月26日
65.「蒋介石が愛した日本」  関榮次著  PHP新書  3月29日
66.「それでも中国で儲けなければならない日本人へ」  高澤真治著  成甲書房  3月30日
67.「内山完造批評文集 両辺倒」  内山完造著  書肆心水  3月30日
68.「中国人“毒婦”の告白」  田村建雄著  文藝春秋  4月10日
69.「政策空間としての中国環境」  青山周著  明徳出版社  4月11日
70.「中国人と日本人」  久野勝邦著  早稲田出版  4月17日
71.「証言 日中映画人交流」  劉文平著  集英社新書  4月20日
72.「ネット大国中国」  遠藤誉著  岩波新書  4月20日
73.「これだけは知っておきたい中国人の常識と非常識」  大羽りん著  武田ランダムハウスジャパン  4月20日
74.「中国ビジネスは大連を狙え!」  荒木妃佐己著  ARUMAT 4月22日
75.「人治国家 中国のリアル」  黒田健二著  幻冬舎  4月22日
76.「劉暁波と中国民主化のゆくえ」  矢吹晋・加藤哲郎・及川淳子著訳  花伝社  4月24日
77.「“交流の時”を迎える中越国境地域」  関満博・池部亮編著  新評論  4月25日
78.「中国が沖縄を獲る日」  黄文雄著  ワニブックス  4月25日
79.「メガチャイナ」  読売新聞中国取材団著  中公新書  4月25日
80.「中国とベトナムのイノベーション・システム」  税所哲郎著  白桃書房  4月26日
81.「常識外日中論」  李小牧・加藤嘉一著  メディア総合研究所  4月25日
82.「中国はいかに国境を書き換えてきたか」  平松茂雄著  草思社  4月28日
83.「中国の対日宣伝と国家イメージ」  趙新利著 趙憲来監修  日本僑報社  4月28日
84.「中国人はなぜ突然怒りだすのか」  王珍華著  キャップス  4月30日
85.「遠いと思うな、アジアの時代」  邱永漢著  グラフ社  5月5日
86.「中国進出企業の労務リスクマネジメント」  高原彦二郎・陳軼凡著  日本経済出版社  5月13日
87.「中華バカ事件簿」  奥窪優木著  扶桑社  5月20日
88.「“兵法”がわかれば中国人がわかる」  古田茂美著  ディスカヴァー・トゥエンティワン  5月20日
89.「日中国交正常化」  服部龍二著  中央公論社  5月25日
90.「中国ネット革命」  石平著  海竜社  5月28日
91.「“私には敵はいない”の思想」  藤原書店編集部  藤原書店  5月30日
92.「謎解き“張作霖爆殺事件”」  加藤康男著  PHP新書  5月31日
93.「「転機に立つ中国」  林華生編  蒼蒼社  5月31日
94.「中国人の面子」  吉村章著  総合法令出版  6月2日
95.「中国共産党」  リチャード・マグレガー著・小谷まさ代訳  草思社  6月6日
96.「“反日”包囲網の正体」  水間政憲著  PHP研究所  6月10日
97.「自壊する中国」  宮崎正弘著  文芸社文庫  6月15日
98.「アジアで成功する企業家の知恵」  増田辰弘・馬場隆著  めごん  2月25日
99.「中国で繁盛店をつくるシンプルな方法」  関敏著  日経BP社  3月28日
100.「中国人の考え方が2時間でわかる本」  島崎晋著  PHP  4月1日
101.「北京のアダム・スミス」  ジョヴァンニ・アリギ著  中山智香子監訳  作品社  4月10日
102.「消費するアジア」  大泉啓一郎著  中公新書  5月25日
103.「本に寄り添う」  張競著  ピラールプレス  5月28日
104.「華僑流おカネと人生の管理術」  宋文洲著  朝日新聞出版  5月30日
105.「日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか」  黄文雄著  徳間書店  5月31日
106.「日中経済の発展と課題」  清水啓典編  東洋経済新報社  6月2日
107.「大連振興の軌跡」  夏徳仁著  中央公論新社  6月10日
108.「中国 新たなる火種」  渡辺賢一著  アスキー新書  6月10日
109.「中国が読んだ現代思想」  王前著  講談社  6月10日
110.「亡命」  翰光著  岩波書店  6月15日
111.「中国人を買う気にさせる営業戦略」  張晟著  ダイヤモンド社  6月16日
112.「現代中国“解体”新書」  梁過著  講談社現代新書  6月20日
113.「中国人一億人電脳調査」  城山英巳著  文春新書  6月20日
114.「2011〜2015年の中国経済」  田中修著  蒼蒼社  6月20日
115.「毛沢東思想の全体像」  金子甫著  東洋出版  6月20日
116.「中国朝鮮族を生きる」  戸田郁子著  岩波書店  6月24日
117.「さまよえる孔子、よみがえる論語」  竹内実著  朝日新聞出版  6月25日
118.「忘れられた王国」  ピーター・グラード著  由井格監修 佐藤維訳  社会評論社  6月25日
119.「現代中国における第3次産業の研究」  譚暁軍著  八朔社  6月25日
120.「中国ビジネス超入門」  平沢健一著  産業能率大学出版部  6月26日
121.「中国のとことん“無法無天”な世界」  湯浅誠著  ウェッジ  6月28日
122.「風に追われ水が蝕む中国の大地」  吉川賢・山中典和・吉崎真司・三木直子編  学報社  6月30日
123.「中国人の正体」  石平著  宝島社  7月1日
124.「2011年版 必読! 今、中国が面白い」  而立会訳  日本僑報社  7月1日
125.「習近平時代の中国」  佐藤賢著  日本経済新聞出版社  7月1日
126.「旧満州 本溪湖の街と人びと」  塚原静子著  幻冬舎ルネッサンス  7月5日
127.「弱肉強食の大地」  関倶治著  日本経済新聞社  7月6日
128.「戦後日本の中国研究」  平野健一郎・上田哲夫・村田雄二郎・石之瑜共著  平凡社  7月8日
129.「中国人にネットで売る!」  徐向東著  東洋経済新報社  7月14日
130.「解放軍の原爆を日本に落とさせるな」  長谷川慶太郎・石平共著  李白社  7月15日
131.「松井石根と南京事件の真実」  早坂隆著  文春新書  7月20日
132.「われ日本海の橋とならん」  加藤嘉一著  ダイヤモンド社  7月22日
133.「はじめての支那論」  小林よしのり+有本香共著  幻冬舎新書  7月30日
134.「中国が日本人の財産を奪いつくす!」  宮崎正弘著  徳間書店  7月31日
135.「李登輝の原点」  黄文雄著  ワック  8月4日
136.「毛沢東の大飢饉」  フランク・ディケーター著  中川治子訳  草思社  8月5日